いつからか始まる人見知り、パパへの処方箋

妊娠中は、なかなかパパとしての実感が湧かなかったが、わが子がうまれてからは、パパとしての自覚も芽生え、初めての育児に奮闘しながらも、育児のパートナーとして自分なりに積極的に向き合ってきたつもり。

つい最近までパパに対して、かわいい笑顔を振りまき、キャッキャと無邪気に笑ってくれたり、どちらかと言うとママよりもパパに懐き、寝かしつけもうまく早く寝てくれたことが自慢だったのに…。

それがなぜか急に、パパの顔を見ただけで「あれ?」と不思議そうな顔をされ抱っこしただけで、イヤイヤと小さな体を大きく広げて拒絶し、大粒の涙をいっぱいにためて、激しく泣かれてしまうことはありませんか?

それは、人生で初めて最初におきるパパに対する人見知り、いわゆる「パパ見知り」かもしれません。

人見知り克服の為に、わが子と触れあう時間を取りたくても仕事優先が当たり前で、なかなか積極的に育児に参加するのが難しい現状で困り果ててはいませんか?ここでは時間の長さで嘆くのではなく、過ごし方の密度で勝負しましょう。そして、一緒にパパ見知りを乗り越えていきましょう。

いつから、パパに対しての人見知りが始まるのか?

一般的には、寝返りをしたりアーウーと言った喃語(なんご)が増えてくる生後5~6ヵ月頃から、また早いと何でも舐めて、うつ伏せで遊ぶ生後3ヶ月頃から人見知りが始まります。

パパ見知りに関しても、いつから始まるのか?という明確な基準はなく、他の人見知りや場所見知り同様に1人ひとり違います。

人見知りの程度も赤ちゃんによってそれぞれです。また人見知りが始まると同時に、信頼できるおとなを厳しく選択するようになります。最初の人見知り相手が、パパになる場合がありますが、なかには、パパ見知りをしない子もおります。

なぜ、パパに対して人見知りが起こるのか?

ママが妊娠中期の安定期に入ってくると、お腹がふっくらし胎児の基本的な体のパーツが完成し始めます。なかでも、うまれる前、胎児の器官が唯一すでに発達を終えているのが耳の奥にある内耳です。内耳では、平衡感覚を感じて視覚とのバランスを保っています。

超音波診断装置で確認すると、子宮の中にいる胎児の耳は、妊娠中期、在胎25週前後(妊娠週数・妊娠7ヵ月頃)には、おとなと同じ大きさになります。

また、胎児の感覚は鋭く、お腹(子宮)の中にいてもママのリズミカルな心音を含め、母体が活動する音や人の声に反応し、外部の物音を音楽のように聞き分けられるようになります。

なかでも、人の声や言葉には敏感で、低い声より高い声を好むため、ママの声は聞こえやすく、耳にする回数も多いため、うまれた後もママの声に反応を示し安心します。逆に、パパの声は、ママに比べて、聞く機会が少ないので赤ちゃんには認識されにくいようです。

「パパに対する人見知り」を乗り越えるには、ママの存在がカギ

人見知りが起こる原因については、「赤ちゃんの人見知りは、いつからいつまでか?」でもお伝えしましたように、2013年 科学技術振興機構(JST)が行った研究結果より、赤ちゃんは近づきたい、怖いから離れたい、この感情が混在し、気持ちの葛藤の末に人見知りのような行動が起こるのでは、という事を発表しました。

この結果により、赤ちゃんは普段から、本能的にすべてを見て、聞いて、感じています。赤ちゃんの近くにいたとしても、“家族”の一員になっていないと判断されれば、赤ちゃんにとっては、見慣れない危害をくわえる可能性のある人として映ってしまいます。

いずれは、見慣れない人も自分の敵ではなく信用できることを学びますが、それには時間がかかります。よって今は、けっして急いではいけません。

原始時代、赤ちゃんは、うまれてそのまま放置されれば、ほかの生き物に襲われてしまいました。だから、自分を守ってくれるおとな、特に、安心安全に頼れる安全基地であるママの存在が重要になってきます。

赤ちゃんはみんな、ママからうまれてきたので、ママの影響を誰よりも最も受けることになります。ママの庇護(ひご)、自分をかばって守ってくれる存在がいなければ生きていけないということを、遠い祖先から受けつがれてきた能力、遺伝子レベルで知っています。

よって、ママが心配していると遠く離れていても伝わります。それぐらいママの影響力は大きいのです。まだひとりで、できることがほとんどなくママに依存し、基本的な信頼を抱いている乳児期からでもすでに、外からの感覚を五感を通じて受け止めて分析しています。

赤ちゃんだからと思って、あなどってはいけません。多くの研究結果からも、大好きなママが不自然な反応をすると、赤ちゃんが例外なく緊張し不安になることを明らかにしています。

また、ママが楽しそうに笑って話しているのか、不機嫌に怒っているのかといった機嫌の良し悪しや雰囲気、顔の表情や話し掛ける声のトーン、赤ちゃんを取り巻く周囲の音によって安心したり不安になったりして、グズッたり驚いて泣きだしてしまったり、目をそらして寝たふりをしてしまう赤ちゃんがいることがわかっています。

そして、うまれたての赤ちゃんは、ひとりの決まったおとなだけに注意を向けるよう遺伝子レベルでプログラムされてきます。ほとんどの場合、それはママになります。

自分を守ってくれる安全基地である絶対的な存在であるママと赤ちゃんとのつながりは、次第に大きくなっていき、ふたりのあいだに強いきずなが生まれます。

その、きずなを結ぶホルモンには、さまざまな種類がありますが、その中でも主役は『オキシトシン』という子宮収縮ホルモンになります。ときに「母と子を結ぶホルモン」「愛のホルモン」「幸せホルモン」などと呼ばれます。

眉(まゆ)と眉との間、額の中央の奥には、脳幹部があります。オキシトシンは、その脳幹部のなかの視床下部(ししょうかぶ)でつくられ、脳下垂体(のうかすいたい)の後葉を通って血液中に分泌されるホルモンです。ここは、体の中にホルモンを分泌する働きの中心となるもっとも大切な場所です。

出産や育児時には、大量に分泌され、育児の不安やストレスを和らげる働きをもっています。また、うまれてきたわが子に対してママは、愛しく守りたいという感情が自然と湧き、赤ちゃんも、授乳によって乳首を吸うことで分泌されるため、ママと赤ちゃんの愛情や信頼を深め、幸せを感じられる必要不可欠なホルモンになります。

また、オキシトシンのおかげでママと赤ちゃん、それぞれ身体から発する肌の匂いで他の人と区別していることは、あまり知られていません。乳房に当てていたパッドを赤ちゃんに嗅がせると、ママの匂いだけに反応したという実験結果があります。

目隠しをしたママも匂いだけで、大切なわが子をあてることが出来るのです。そのくらいママと赤ちゃんとのきずなは強いのです。よって、パパとママの声の違いもしっかりと感じ取っています。

「小さいから何もわからないだろう」と、赤ちゃんの前にてママが暗い顔をしてパパと会話したり、表情を曇らせながら、愚痴をつぶやいたりすると、赤ちゃんは本能的にすべてをお見通しして、ママの顔が嬉しそうじゃないからパパは怖い人。だから、近づいてみたいけれど近づくのは危険な人であると認識してしまい、パパ見知りが長引く原因になります。

もし、夫婦げんかをして、ママの怒りがおさまらないようなときでも、パパの前では、ママは顔で笑って文句を伝えるようにお願いしてみて下さい。ママがパパに対して、笑顔で接することで、赤ちゃんは大好きなママが笑ってる!と感じると同時に、パパは安心できる人だと改めて認識しなおします。

パパへの人見知りを無くしていくには、まず第一に、赤ちゃんとの強い結びつきを持つママの笑顔をたくさんつくることが大切な一歩になります。

あえて主役はママ女優、パパは助演俳優でママを補助的にサポート!

社会環境の変化とともに共働き世帯も増えて、パパによる育児参加も積極的になりつつ、パパは稼いでくれば、家族の責任を果たしていて、育児をしなくてもいいといった「男は仕事、女は家庭」の性別役割分業の価値観は、徐々に減ってきている時代ですが、あえて言います。

『共に働き、共に育てる』のが今の自然なスタイルでも育児の主役は、やはり母性を持ったママです。パパは、主演女優である主役のママを補助的にサポートする助演俳優のように父性の役割をはたして欲しいと思います。

男女差別をする気はありませんが、子どもとのやりとりを中心的に担う母性あるママの役割とパパの役割を持つ父性は明らかに違います。2歳ごろまでは母性を求め、2歳からは父性の出番がやってきます。

母性とは、子どもを無条件に受け入れ愛するという感性です。ママは妊娠すると、わが子を大切に、と気にかけています。妊娠中から圧倒的な責任とプレッシャーを背負い、つわりや胎動があり出産を経て授乳しながらママになっていきます。

それに対して父性とは、明確な意思をもって子どもに生き方を教えるという頼もしい特性であり、ときには子どもに条件を示すこともあります。ただ、男性には、パパになるためのプログラムがありません。出産でいきなりパパになっても親としての自覚がスローの場合があります。そうした意識のズレが、やがて積み重なり、すれ違いの原因になります。

男性と女性による脳科学的にみた思考の働き方の違い

ある課題が生じたとき、問題解決には、二通りの対処の仕方があります。それは、男性と女性ではコミュニケーションの仕方が異なり、ひとつは【男性的】解決方法、そして、もうひとつが【女性的】解決方法です。

男性的解決法とは、課題が生じたとき、その問題に真正面から立ち向かい成果や効率を重視します。また自分ひとりだけの力で、より具体的な解決策を導き出そうとして結論を急ぐ『問題解決志向』型です。ストレスを感じると殻にこもりますが、自分で解決してこそ問題の価値があるというくらいの考え方をします。

一方、女性的解決法は、課題が生じたとき、その問題は誰かと分かちあうもの、というプロセスを大切にして、感情や人間関係を重視する『共感性志向』型です。ストレスを感じるとお喋りになる傾向がありますが、何か悩み事があると、誰かにその気持ちを聞いてもらえれば、気分がすっきりします。問題をしっかりと解決するのではなく、問題を誰かに話して手放し、問題が問題ではなくなって解決に向かわせる方法をとります。

このことから、パパが仕事から帰宅して家でくつろぎたいのに、ママから延々と結論のない話を聞かされて休めないというようなとき、パパはつい、その展開にイライラしながら早く解決しなければと考えてしまいます。

良かれと思いママの話を途中でさえぎって、より具体的に「それはこうしたらいいよ」「結論はなに?」「結局○○でしょう」と口をはさみアドバイスをしてしまいがちですが、これは状況を悪化させます。行動を変えさせるコトバがほとんどのため、「あなたはぜんぜん話を聞いてくれない」という事態に発展します。

ママが求めているのは、『ママが悩んでいることをわかってほしい』という気持ちへの共有です。よって、パパとママとの会話でアドバイスは、ほとんど不要です。答えは求めてなく、ただただ聞いてもらいたいだけなので、うなずき相づちをして「そうだったんだね、そりゃそうだね~」という寄り添いと共感が必要です。

そして夕食の団らんでは、「今日はどうだった?」と聞いて、ママが話し始めたら最後まで、ママが気持ちよく話ができるように気遣い、いたわりの気持ちをもって接しながら愚痴や悩みをたっぷりと聴く機会を増やしてみてください。

仕事と育児の両立を期待されている現代のパパは大変ですが、職場では『問題解決志向』、家庭では『共感性志向』を意識したコミュニケーションの切り替えをしながら対応していきましょう。

ある調査では、パパとのコミュニケーションに満足しているママは、疲れを感じにくいという結果がでています。育児を物理的に手伝うことよりも、コミュニケーションのほうが、ママの負担を軽減しています。

パパに対する人見知り克服のカギは『オキシトシン』

本来、愛情を強める働きのあるオキシトシンは、それと同時に、他者への攻撃性を強めるホルモンでもあります。愛情や絆を感じない相手には攻撃的になってしまいます。

よって、子どもがうまれると、オキシトシンの影響により、ママの愛情のほとんどが子どもに向かいます。そして産後2年間で、ママからパパへの愛情が急激に冷めていき関心が少なくなります。それによりパパは寂しさを感じてしまうかもしれません。

このようなとき、頑張っているママをサポートするつもりで、パパが何気なく「手伝ってあげようか?」「協力しようか?」と口にして、ママがブチ切れるケースがあります。お手伝い感覚で主体性が感じられず当事者意識がない消極的なパパの姿勢に、ママは「なんで自分からやろうとしないの」と、腹をたてイライラします。

愛情か攻撃どちらの方向へ、オキシトシンを向かわせるかにより、パパ見知りを克服することができるかどうかの分かれ道になります。

相手ではなく、パパ自身が変わるコミュニケーションをしよう

職場の延長戦で、上司のように上から目線で「がんばってね」という指示命令口調や「○○が落ちているよ」「○○がないけど」と、気が付いたらやってくれればいいことや自分のことは自分でできるのに「○○どこにやったの?」と、他人事のように言われるとママはカチンと怒りがわきます。

また、子どもの世話で掃除が出来なかった日に、「子どもの相手をしてるだけなのに掃除くらいやったら」「まだできてないの?」は、「あなたは何もしてないくせに!」というママの不満が爆発してしまいます。

お互いにやってもらって当たり前のことはひとつもありません。「当たり前」の反対は「感謝」です。いつも当たり前のように家事をして、子どもの面倒を見てくれているママや家族の日常に「ありがとう」という気持ちをもちましょう。

もう十分すぎるほど頑張っているママには、「がんばっているね」と承認や共感のコトバを贈りましょう。何かが落ちていたり自分でやればできることは、主体的に関わり、自ら率先して拾ったり気付く努力をしましょう。

最初は「言われたらやる」からのスタートで十分ですが、徐々に自分自身の課題として取り組み、日常的にママと協働していくことが大切です。ママが理解してほしいのは、「パパがいない間にどれだけ大変か」ということです。特に夕方の時間は大忙しです。

そのようなとき、一言でいいので、「今日も大変だったね。ありがとう。お疲れ様」「帰ったら何したらいいかな?」「疲れているなら外食にしちゃおうよ」等、パパから思いやりを感じるメッセージがあれば、だれの援助も受けずに、ひとりで懸命に頑張っているママへの励みになります。

妊娠中や産後の女性は、攻撃的になったり情緒不安定になったりと精神的にとてもデリケートになります。何気ない事までイライラしてきてしまうのです。

ママは、子育てを相談し合える、よきパートナーの役割をパパに望んでいます。そのため、パパが期待を満たさないとママの不満要因となり一触即発の離婚危機になります。

パートナーシップは、パパとママの良質なコミュニケーションが基本です。完璧でなくてもママの頑張った過程に対する感謝も具体的であればあるほどポイントは高く、その気持ちが嬉しいのです。

子どもが成長して大きくなったあと、コミュニケーションが取れないと嘆くパパがいますが、この時期のパパの対応やコトバは良くも悪くも一生残ります。パパは、ママに対してのケアも赤ちゃんのケアと同じく重要であることを忘れないように注意しましょう。

ママのストレスを軽減するのは救世主パパ

パパの育児参加が増えていますが、パパには子育て以上に、主役のママを後方から支えるサポート役をしてほしいと思ってます。ママの悩みを聞いたり家事を代わりに担当したり、ママの疲れをとるために十分な睡眠と休息がとれるように調整してあげてほしいです。

また、子どもから解放させて、ママひとりだけのリラックスすることができる時間や空間を作ってあげてください。こういう時間や空間は、誰にとっても必要です。

ママは育児の主役ですが、なんでもママが負担をするということではなく、子どもとのやりとりを中心的に担うということです。また同時に、主役として多くの要素を担っているからこそ、ひとりでくつろぐ時間や場所も必要です。

また365日、どんなときでも子どもが、かわいいと思える親がはたしているでしょうか。0歳から3歳くらいまでの幼い子どもは、親の思いどおりにはならず容赦なく大人のペースをみだします。ママだからといっても、もともと子どもが苦手な人がママになってしまうこともあります。

もしママが、どうして私は子どもをかわいいと思えないのかしらと感じ「私はママ失格だ」」と悩んでいるようでしたら、「そのように悩んでいる人がママ失格な訳はない」と伝えてあげてください。ママの心の安定、ストレスを溜めこまずに解消していくこそが、なによりも重要で最優先事項です。

それは、ママが疲れ切った表情では、赤ちゃんも不安で落ち着けずに泣いてしまうからです。赤ちゃんとママの心は繋がっています。大切な心のきずなを守れるのは救世主であるパパ、あなたの力が必要になってきます。

ママとの関係も良好それでも人見知りがある場合

赤ちゃんがパパ見知りをすること自体は何も心配することはありません。ただパパは、やはり泣かれると寂しく切ないですよね。人見知りをするときは、いきなり正面から顔を向き合わせずに、おどかさずに背面から近づき、自分のお腹の上に子どもの背中を乗せて向き合うことがないようにして触れあってみましょう。

また、子どもの機嫌がいいときを見て、パパが寝転んで目線を低くしながら、ゆっくりと笑顔で近づいてみましょう。お手てを握ったり1日1回、笑いながら優しく頭をなでてあげましょう。

時間がなければ、目と目を合わせてニッコリするだけでもいいのです。肌と肌の触れ合い遊びをしながら『抱き上げない』かたちでのスキンシップから慣れていくのもひとつの方法です。

またそのときには、パパ自身がワクワク楽しみながら子どもと接しましょう。子どもにも、そのワクワク楽しい感情が伝わります。TVやゲームに夢中になり、スマホばかりいじって、子どもをほったらかし、というパパの姿を見かけることがありますが、パパ自身が笑って楽しんでいなければ子どもも楽しくありません。

まとめ

「ワンオペ育児」という言葉がありますが、パパかママのどちらかが家事や育児を、ひとりで担っている状態が続くと育児は楽しさよりも、気分が落ち込み体調の悪さが続いてつらくなってしまいます。

パパは、たとえ休日で家にいても、最初はママが望むような育児ができずに関われないかもしれませんが、「自分がやる」と少しずつ意識改革をしていきましょう。

慣れていないため、最初は何をしたらいいのかわからない状態からのスタートでも大丈夫です。慣れてきたらうまくなります。相手に変わることを求めるよりは、ご自身が変わることのほうが簡単かもしれません。すぐにできない自分を責めずに、できたところを褒めていきましょう。

また、パパ見知りを克服するために、慣れない育児に奮闘し、ママと子どもとの繋がりを大切に思い、主役であるママを後方的に支援することを最重要項目にしていても、なかなか子どもに懐いてもらえずに、途中で嫌になってしまうパパも少なくありません。

仕事を言い訳にして帰宅時間が遅くなり、子育てから遠ざかることにならないように、パパもママ同様に、ストレス解消の仕方を心得ておくことが大切です。

そして、口数が少なくなった、いつも疲れているようだ、身の回りのことを気にしなくなったなど、夫婦でお互いの様子に気になることがあれば、ひとりで悩まずに信頼できる身近な人か、全国に約2500ヶ所ある子育て支援センターや各自治体の子育て支援の窓口に早めに相談をしてください。初めての育児に戸惑うのはママもパパも一緒です。助けを求めるのは恥ずかしいことではありません。

失敗は誰にとっても嫌なことですが、『完璧な子育てなどない』と思うことは大切です。完璧主義はそれだけでストレスがたまります。イライラカリカリの連続を捨てて笑っているパパを目指しましょう。

大切なことは、失敗してもいい環境を早めにつくっておくことです。その基盤となるのがママとの関係性です。ママと仲が良いとお互いにフォローし感謝できます。育児は期間限定です。ワクワク楽しみつつ気楽にいきましょう。それが成長してからも子どもとの信頼を得ることに繋がっていきます。

 

こちらの記事もご覧ください。
赤ちゃんの人見知りは、いつからいつまでか?